トークンエコノミーとITコンサルタント

旧帝大大学院卒業後、SIerからコンサルに転身した筆者が、トークンエコノミー、暗号通貨、構成技術やプロトコルについて学ぶブログになりました。最新の暗号通貨レポートの翻訳、ソースコードの解説、技術動向、週次レポート、など。特に、データ活用ビジネスの分界点・テクノロジー、資産価値を運用するテクノロジーも含めて書いていきます。

暗号通貨のトークンの価値評価方法を検討してみた

暗号通貨のICOをランキングするICO DROP(icodrops.com)というサービスがある。

ICOはスキャム詐欺にも合いやすいため、こういった格付けサービスがでてくることは自明であろう。
有名なものでいえば、すでに利用・普及している暗号通貨を格付けしているアメリカのWeiss Ratings社などがある。

しかし、かつてのサブプライムローン金融危機のように、格付け会社の恣意的もしくは根拠のない裏付けによって、現状は評価されていることが多い。
そもそもプロトコルや流通チャネルの変更が頻繁に起こっている以上は評価が難しい事もわかるだろう。

とはいえ、暗号通貨の評価指標を理解しておくことはとても重要であると思うので、海外のブログでも注目されている観点や評価手法をいくつか紹介する。

価値の貯蔵

いわずもがな、トークンが価値を毀損することなく保つ事ができるか、という指標である。
金など代表例であり、不況化においては流動性が低くても価値を保管できることが重要となる。

トークン流通速度

貨幣の総量とその流通速度。総量と流通速度の積が物価を示す、フィッシャーの交換式を元に作られている。
多くの暗号通貨はEtherscanなどノードへの問い合わせを行うことで、流通速度を正しく測ることが可能ではないかと考えられる。
現にcoinGekkoなどは流通量を測定している。

INET & Crypto J-Curve Thesis

current utility value (CUV)とdiscounted expected utility value(DEUV)を元にした、J -Curve Thesis*1という方法。
medium.com

つまり、前者が現在利用価値で後者が利用期待価値で、価格は利用期待価値がリリース直後は高まるが、健全なプロジェクトは徐々にプロトコルが形成され、現在利用価値が高まっていき、また再度期待価値が上がり、価格が上昇する、という曲線傾向にある。

Network Value-to-Transaction Ratio (NVT)

時価総額に対する取引量の割合。株などでも出来高を重視する傾向はあるので納得。

Daily active addresses/users (DAA)

DAUならぬ、DAA。アクティブなアドレスの割合。

などなど。
まだまだ暗号通貨の価値評価モデルは確立途中であるが、既存のCAPMモデルなどに当てはめる事のできるモデルも提案されてくるだろう。

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